浄水器協会は、家庭用浄水器の正しい普及をめざす企業の団体です。

RO浄水器の表示ガイドラインについて


2 RO浄水器のカタログ、パンフレット等における表示について

家庭用品品質表示法に基づく品質表示については、上記1の通り、法令によ って規定されているが、カタログ、パンフレット等については当法令の規制 対象外となっており表示表現する内容について直接規定していない。 しかし個々に規制はないが、消費者保護の観点から関連法で規制されて いる。特定商取引法、景品表示法など
@消費者保護の関する法律による表示する事項に関する規制・指導要領
「合理的な根拠があること(本件については、当該法で事例を挙げて説明 しているが、「科学的証明があること。」「学術的に確立していること」「消 費者に誤解を生ずるような表示表現は避ける」という考え方である) 表示例
・本器はRO規格基準に基づいた製品であること。R100又はJIS S   3201に基づいて試験をしていること。
・RO浄水の原理について説明することは特に問題はない。更にメリット、 デメリット表現として、回収率、捨て水、濃縮排水等に関する説明
ARO水の正しい内容について表現することはよいが、RO水の効果、効 能等については事実が証明されていること
「RO水はすべての物質を除去しています」については、試験方法が確立 され、それに基づいて試験をして、当該物質の除去が証明されていること。
「RO水は良い水である」との表現は、何がよいか、体にとって良いのか などの疑問を生じ、適切な表示ではない。
RO水の効能表現は薬事法の見地からも指摘されるので記載すべきでない。
B本浄水器の正しい性能を発揮するためには、継続的なメンテナンスが 必要であり、販売に係る当事者としてメンテナンスを確実に行うことを表 記したい。
Cその他必要又は妥当と思われる表示例
RO浄水器は、逆浸透の原理を応用して、海水などから淡水を得るために 開発された浄水装置の一つです。
逆浸透膜(RO膜)と共に活性炭ろ材を併用して、水道水に含まれる残留塩 素をはじめ各種有機物などを除去します。
RO浄水器の原理は純粋な水を取り出すために、溶存物質を含んだ残余 水を排除するのでいわゆる「濃縮排水」がでます。その意味で浄水の回収 率が表示されます。

【ガイドラインの各内容】

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