水道水中に含まれる塩素はどれくらいビタミンCを壊す?
お茶を使い、塩素がビタミンCを壊す度合いを調べました

水道水には塩素が含まれており、塩素がビタミンCを壊すことが一般的に知られています。そこで、お茶(煎茶、ほうじ茶)を用いて、塩素がどの程度ビタミンCを壊すかを実験しました。

実験は、蒸留水を調整して塩素濃度を2ppmにした水を用いて熱をかけず、常温で20分間,緩やかに攪拌して抽出しました。

・総アスコルビン酸(総ビタミンC)の結果(mg/100g)
  塩素水 蒸留水
煎茶 14.9 15.0
ほうじ茶 0.6 0.7

結果、煎茶の場合は煎茶に含まれるビタミンCが多いため、残存量にわずかではありますが違いがありました。ビタミンCと塩素が反応することにより、ビタミンCが減少することがわかります。