「放射性ヨウ素の除去」に関する浄水器規格を策定しました。

・浄水器協会は、放射性物質が水道水に混入するという事態に対して　世界的な浄水器等厨房機器の認証機関であるアメリカ「ＮＳＦ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ」と共に、約一年の試験研究を行い、「ＮＳＦ／ＪＷＰＡ　Ｐ７２」という規格を策定しました。

・「ＮＳＦ／ＪＷＰＡ　Ｐ７２」とは、「放射性ヨウ素の除去に関する浄水器規格」で、今回のように放射性ヨウ素が空中に飛散して水道水に混入した場合、浄水器を通してどこまで除去できるかという試験方法及び情報を評価する規格です。

・同規格に関しては、さらに世界的な規模で試験実績を確認し、"世界の規格"へと推し進めていく計画です。

・なお、原子力発電所事故による放射性物質飛散に関しては、多くの場合、放射性ヨウ素と放射性セシウムが主力と言われ、放射性ヨウ素は種々の物質となって水道水に混入することはあり得ますが、放射性セシウムについては多くは粒子/ゴミ/泥等に付着し、水道の場合は浄水工程の入口段階で濁質として除去されるため、放射性ヨウ素除去についての研究を行っています。

　＊NSF International （アメリカの浄水器等厨房機、食品の認証機関）