浄水器協会は、家庭用浄水器の正しい普及をめざす企業の団体です。
浄水シャワーのページ

浄水シャワーQ&A

残留塩素のメリット・デメリットは何ですか?

残留塩素のメリットは、安全性確保のための殺菌力であり、それは法律で規定されています。末端水道蛇口でも一定の濃度を保っています。

逆にデメリットといえば、残留塩素の酸化力にあります。水道水中の有機物と化合して有毒物質を生成したり、一定の濃度を超すと、この酸化力が髪や肌のタンパク質を酸化させてしまう可能性があるので、逆に残留塩素が極力抑えられている必要があります。

浄水シャワーはアトピー性皮膚炎などに効果がありますか?

アトピー性皮膚炎は、皮膚疾患のなかでもたいへん多い病気の一つですが、原因が完全に究明されているわけではなく、さまざまな悪化因子によって引き起こされると考えられています。したがって残留塩素がおもな原因であると断定はできませんが、悪化因子となるものを遠ざけることは望ましいといわれています。

浄水シャワーは、髪や肌にやさしいのですか?

残留塩素の酸化力が大きい場合、タンパク質からなる毛小皮(髪のキューティクル)がいたみ、また、皮膚のタンパク質も残留塩素により、酸化・分解されます。皮膚の場合は自己再生力が強く、酸化によるダメージも個々の人によって異なるので、必ずしもその影響を断定できませんが、髪は自己再生力はなく、痛んだままです。残留塩素を低減(除去)することは、皮膚や毛髪への刺激を減らすことになり、やさしさにつながるといえるでしょう。

浄水シャワーはどのくらいの期間使用すれば、効果がわかるのですか?

髪や肌に効果を感じるのは、あくまでもその人の主観ですから、断定はできませんが、毎日浄水シャワーを使っている方では、1週間くらいで髪や肌になんらかのやさしさを感じているようです。

ちなみに、シャワー使用実態調査によれば、シャワーの使用頻度は、女性では30歳代が週7.1回と最も多く、男性では、20歳代が週6.7回となっており、男女平均では週6.4回となっております。

浄水シャワーの使用による副作用はありませんか?

ほとんどの残留塩素低減(除去)ろ材は、浄水器のろ材や、その他食品添加物として使用されているもので、基本的には、害や副作用はありません。しかし万一、使用中に肌にかゆみなどを感じた場合は、使用を中止し、皮膚科のお医者さんに相談してください。

冷水シャワーでも、残留塩素の低減(除去)性能は同じですか?

冷水シャワーでも、残留塩素を低減(除去)するという点は変わりませんが、温度により、低減(除去)率に違いがあります。

また、ろ材の種類によっても異なりますが、一般的には、お湯(40℃前後)の場合のほうが低減(除去)率が高く、乾燥や、脂質の溶け出しやすさから考えると、お湯のほうが、より髪や肌へのやさしさを感じられるでしょう。

浄水シャワーはどこで買えますか?

浄水シャワーは、百貨店、スーパー、ホームセンターなどの量販店でお求めください。ふつう、浄水シャワー本体をご購入になったお店には、交換カートリッジも用意されています。

なお、通販やレンタルなどで浄水シャワーをお求めになる場合、詳しくはメーカーへお問い合わせください。

浄水シャワーを選ぶポイントについて教えてください

@まず、シャワーの形態、つまりハンドシャワーか固定シャワーかを確認してください。

A機能として、シャワー以外にマッサージ機能を備えたもの、保湿剤や芳香剤が機能として付加されたものがあります。ご使用目的をご確認のうえ、ご購入ください。

B給湯器の着火に不安を抱いている方、マンションの高層階にお住まいで、水圧が気になっている方、低水圧地域といわれる場所にお住まいの方などは、ご購入の前に販売店、メーカーなどで、ご使用にあたって不都合はないかご相談ください。

C浄水器協会では、加盟会員会社の販売する浄水シャワーについて規格基準を設け、これに適合したものに「浄水シャワー適合マーク」をつけています。信頼のおける浄水シャワー選びのポイントとしてご活用ください。

製品の取りつけ方と種類は?

ご使用の浴室用水栓が、シャワー付きであれば、シャワーヘッドを交換してください。シャワーヘッドがはずれない場合は、ホースの根元からホースごと交換していただくとご使用できる場合があります。

取りつけ方法は、各製品ごとのカタログ、パンフレット、取扱説明書などで購入前に必ず確認してください。シャワー付き水栓が浴室についていない場合は、取りつけられない場合がありますので、ご注意ください。

浄水シャワーをつけたら、水量が減少したり水の勢いが弱くなることはありますか?

シャワーヘッド本体や、カートリッジの種類により、水を通したときの抵抗が大きくなり、吐水量が減少し、水の勢いが弱くなる場合があります。

浄水シャワーは、海外でも使えるのですか?

浄水シャワーは、残留塩素の低減(除去)が目的で、原則として国内仕様です。海外の場合、水質、水圧、シャワー機器の構造などが異なっている場合もあり、使用はおすすめできません。詳しくは発売元にお問い合わせください。

浄水シャワーを通した水は飲めるのですか?

浄水シャワーを通した水は、目や口に入ってもだいじょうぶですが、飲用には使用しないでください。

浄水シャワーに熱湯を通してもだいじょうぶですか?

浄水シャワーの耐熱温度は、製品の仕様により異なりますので、各製品ごとの取扱説明書に記載されている使用温度以下でご使用ください。

シャワーヘッドを変えることで、混合栓やバランス釜に与える影響について教えてください。

混合栓に影響を与えることはほとんどありませんが、水圧の低い地域では、浄水シャワーの水の抵抗により、吐水量が少ないとか、お湯にならない(給湯器が着火しない)などの不具合が発生する可能性があります。給湯器の条件や地域の状態などをご確認のうえご使用ください。

なお、バランス釜に影響する可能性はほとんどありません。

流し始めのお湯や水をすぐに使ってもだいじょうぶですか?

とくに問題はありませんが、長時間使用していない場合などは、必ず滞留している水を流し出してから(捨て水の目安は洗面器1杯程度)、ご使用ください。

使用後のカートリッジの処理について教えてください

カートリッジの容器は、主としてプラスチック製で、その内容物のろ材は無害です。

したがって、分別収集実施地域では「燃えないゴミ」として、その他の地域では「一般ゴミ」として廃棄するなど、自治体の指示方針にしたがって処理してください。

レンタル商品などは、販売メーカーが回収している場合もあります。

カートリッジ交換時期を過ぎたらどうなるのですか?

残留塩素の除去(低減)の能力が落ちてきます。ろ材の種類によっては、目詰まりなどで吐水量が落ちる場合もありますので、定期的にカートリッジを交換してください。

浄水器協会
Japan Water Purifier Association All right preserved.